当院の脳神経内科の取り組み
脳神経疾患の診療
頭痛、ふらつき、めまいなどの症状の診療
認知症
物忘れ外来を設置。また広島県内8つの認知症疾患医療センターの1つとして認知症の早期対応と地域の情報発信に取り組んでいます。
認知症カフェを毎週開催して、認知症の方とご家族を地域で支えます。
指定難病への取り組み
難病支援室を設置。またパーキンソン病専門外来で早期からの関わりに取り組んでいます。
脳神経疾患の診療
頭痛、ふらつき、めまいなどの症状の診療
認知症
物忘れ外来を設置。また広島県内8つの認知症疾患医療センターの1つとして認知症の早期対応と地域の情報発信に取り組んでいます。
認知症カフェを毎週開催して、認知症の方とご家族を地域で支えます。
指定難病への取り組み
難病支援室を設置。またパーキンソン病専門外来で早期からの関わりに取り組んでいます。
昭和57年 広島県立三次高等学校卒業
平成8年 長崎大学大学院医学研究科修了
医学博士
所属学会等
日本ALS協会(顧問)
広島パーキンソン病友の会顧問
日本神経学会 専門医 指導医
日本内科学会 総合内科専門医
日本認知症学会 専門医 指導医
日本老年医学会 老年病専門医 指導医
日本老年精神医学会 専門医 指導医
広島県オレンジドクター 認知症サポート医
身体障害者福祉法 指定医
広島県難病指定医
ボトックス施注資格
広島大学医学部大学院卒業
医学博士
所属学会等
日本神経学会脳神経内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本老年医学会老年病専門医
【専門分野】
遺伝性神経疾患
ボトックス注射
脳血管障害
風邪、インフルエンザなど内科全般の診療を行っています。また生活習慣病の高血圧や脂質異常症、糖尿病などの治療を行っています。
脳神経内科とは
脳・脊髄・末梢神経・筋肉の障害によって起こる様々な病気を専門とする診療科です。
当院では脳神経内科専門医により 神経疾患の検査、診察を行っています。
神経疾患は診断がつきにくいものも多く、早期発見が大切です。一見無関係な目や耳の症状が、神経疾患が原因であることもあります。
思いあたる症状があればお気軽にご相談ください
脳神経内科 こんな症状があります
〇 頭痛
頭・顔面が痛む・肩・首・腰が痛い
〇 めまい
天井がぐるぐる回る・頭がふらつく・目が回る・立ち上がりふらつく
〇 しびれ
手足に力が入らない・手が上手く使えない・物をよく落とす・手が震える・手足がじんじんする・しびれ・感覚が鈍くなった
脳神経内科 こんな疾患があります
〇 脳血管障害(脳梗塞・脳出血)
〇 変性疾患 (認知症・アルツハイマー病・レビー小体型認知症・パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症など)
〇 末梢神経疾患 (糖尿病性神経障害・手根管症候群など)
〇 筋疾患 (筋炎・筋ジストロフィーなど)
〇 脱髄疾患 (多発性硬化症など)
思ったことが話せない・ろれつが回らない
頭痛外来
早めの受診でご自身の症状にあった対処をすることが大切です
自己診断をせず、まず一次性頭痛と二次性頭痛の鑑別をし危険な頭痛を見逃さないことが大切です
国内では約4000万人が頭痛を患っています。年齢も多岐にわたりありふれた疾患として見過ごされがちですが、生活の質に大きく影響をします。
頭痛は大きく分けると直接生命に関わらない一次性頭痛(機能性頭痛)と、なんらかの病変に起因し命に関わることもある二次性頭痛(症候性頭痛)があります。
自己診断をせず、まず一次性頭痛と二次性頭痛の鑑別をし危険な頭痛を見逃さないことが大切です。
一次性頭痛(機能性頭痛) 痛みの部位や頻度で処方や対処法が異なります
慢性頭痛は片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などのほか、うつ病、てんかんなどが原因のこともあります。小児から症状が出る場合もあり身近な症状として自己診断しがちです。しかし経過や痛みの発作のタイプにより予防や治療法が異なります。我慢を続けるより自分の頭痛の種類を把握し、適切な治療や日常生活からの予防をおすすめします。年齢に関係なく早い時期からの受診を心がけましょう。
当院では片頭痛に対する予防薬を取り扱っています。処方には条件がありますので、まずはご相談ください
二次性頭痛(症候性頭痛) 放置すると危険な頭痛
症候性頭痛は、放置すると危険な頭痛です。病歴が特徴的であるため問診と検査を行い鑑別を行っていきます。命に関わる頭痛にはさまざまな特徴があります。突然発症し、今までに経験したことがない痛みや、意識障害や局所神経障害を伴う頭痛などあります。心配な場合は早めにご相談ください。
MCI(軽度認知障害)をご存じですか
年を重ねると「あれ、あれ・・」と言うことが多くなります。久しぶりに会った家族の部屋の様子が以前よりも乱雑であったり、旅行の時に荷作りができなかったりとふとした異変に気が付くこともあります。
多くの場合「ちょっと年をとったね」といったことで見過ごしがちです。
このような、認知症とまではいかないものの認知機能の低下が進んでいる状態をMCI(軽度認知障害)といいます。日常生活の複雑な動作に最小限の支障をきたす段階ではあるものの、基本的な日常生活の維持は可能なため、多くの場合受診にいたりません。
この段階で適切な運動や生活習慣の見直しを促すことで不可逆的な認知症へ進行することをある程度防げることがわかってきました。
またアルツハイマー型認知症の場合は発症の20年ほど前から特定のたんぱく質の蓄積が始まりMCIを経て認知症を発症することもわかっています。早期に治療を開始することで進行を抑制できる可能性があることがわかってきました。
ものわすれ外来で MCIの段階で早めに対応しましょう
ちょっとした異変で受診をするのはご家族もご本人も気がひけるかもしれません。ご家族の意向とご本人の気持ちにずれがあってお困りの場合など まずは当院の相談窓口までお電話をください。早い段階での対応がご本人や地域の医療・福祉資源とのよりよい連携につながります。
早期受診のメリット
認知症はいくつかの病気の総称です。同じ認知症といっても病気によって対応法が異なります。適切に診断し病気ごとに適切な対応をする必要があります。その人にあったケアと理解により早くつながることが受診のメリットです。 認知症が進行した後では難しい3つのことが初期対応ではまだまだ可能です
1)本人の思いをしっかり伝えることができる
2)家族の負担がまだ重くない段階で、第三者の助言を心のゆとりをもって聞くことができる
3)病気を早くから理解することで、本人と家族が受けと止めるきっかけになる
認知症は投薬やリハビリテーションなども重要ですが、最も大切なのは正しい知識と理解に基づいたケアとコミュニケーションです。ご本人と支えるご家族が、認知症を理解することでそれからの介護が楽になり、そのことがご本人の落ち着きと良好な関係につながります。
早い時期の鑑別が大切です
パーキンソン病の症状は多岐にわたります。パーキンソン病に似ていても他の病気であることもしばしばあります。不安を感じられたら専門外来での受診をおすすめします。
症状はさまざまです。手や足のふるえ 歩行がゆっくりになってきた、 頭が自然に揺れている、顔の表情の乏しさ、小声になってきた、便秘が強くなってきた・・・など。
症状が同じでもパーキンソン病ではなく別の疾患である場合治療法も異なります。
問診、診療や画像検査、薬効の確認などにより鑑別をしていくことが重要です。
発症早期から継続的なかかわりを大切にしています
パーキンソン病は進行性であり薬の調節やリハビリテーションが大切です。当クリニックでは診断がついた段階からはじまり、投薬調整、訪問リハビリの派遣や短期リハビリテーション入院の紹介など症状の進行に応じた包括的な支援につなげます。
神経難病は、根治的な治療法がなく、有効な対処療法に乏しいうえに比較的速い速度で疾患が 進行し、身体の障害,生活基盤の低下を引き起こします。当クリニックの難病支援室は、神経難病を有する患者様に対し、通 常の診療・看護・介護業務の枠にとらわれず、実践可能な介入を検討し取組み、患者様の QOL (生活の質)を向上させうるサービスを提供していく部署です。
また、難病患者様・ご家族様の療養上・日常生活上での悩みや不安等の解消のお手伝いや、様々 なニーズに対し必要な看護・介護・制度などを紹介させていただきます。
活動内容
Ⅰ:入院患者様へのベットサイド訪問
Ⅱ:入院患者様の外出・外食支援
Ⅲ:受診支援
Ⅳ:入退院送迎支援
Ⅴ:病院行事参加(法話会など)
Ⅵ:広報活動
検査・機器紹介
MRI
「Signa Creator1.5T」MRIは磁気を用いて体の内部を撮影する装置です。脳神経内科疾患における画像診断では非常に有用な検査となり脳卒中、アルツハイマー病をはじめ全身疾患の診断に役立てています。当クリニックでは2024年4月より機器を一新しました。画像再構成アルゴリズム「AIR Recon」搭載により撮像時間が従来の3分の2程度に縮小され、患者様の負担を減らしながら速く鮮明な画像を撮ることが可能になっています。検査室全体もリニューアルし安全面にも配慮した清潔な空間で心地よく検査に臨んでいただけます。
CT
2023年に「Aquilion Lightning / Helois Edition」80列 マルチスライスCTを導入。従来装置よりも患者様が息を止める時間が短く、広範囲の検査が可能になりました。「被ばく低減再構成」を搭載し、撮影時間が短くなったことで従来より最大75%被ばく量が低減しています。また装置の開口部(ドーム)が大きく、患者様はリラックスしながら安心して検査を受けていただけます。
超音波診断装置
超音波検査(エコー)は、体に当てた音波をコンピュータで画像化する装置です、当クリニックでは、
「腹部エコー」
「頸動脈エコー」
「心エコー」
「神経根エコー」
の各種エコーを疾患に応じて行っております。
レントゲン一般撮影
当クリニックでは、一般レントゲン撮影装置も設置しており、胸部や腹部のレントゲン撮影・骨のレントゲン撮影など、各部の撮影を行っております。
筋電図検査
神経細胞より発生した活動電位を表面電極あるいは針電極を用いて記録すれば感覚神経や運動神経の伝導速度(神経の伝わる速さ)、神経や筋肉の機能が調べられます。
①感覚神経(手足のしびれなど)や運動障害、歩行障害などの筋力低下
②勝手に手足が動いてしまう不随意運動
③手足が突っ張ってしまう筋緊張異常等に有効な検査です。
脳波検査
脳の神経細胞が発する微弱な電気を増幅させて記録したもので、大脳皮質の表層に生ずる電位変動を見ています。CT/MRIでは得られない脳の働きを客観的に捉えることができます。
てんかん、頭部外傷、脳腫瘍、脳血管障害などの診断に役立てています。
血液凝固モニタリング検査
コアグチェック
経口抗凝固療法の効果判定が迅速測定できます。診察時に検査結果がわかり適切な薬の量が決められます。測定時間は1分です。診察前・診察中に結果が得られます。