SARA

基本理念

ご利用者様・ご家族様の個々のニーズに対応し自立を尊重し、家庭復帰を目指した総合的なサービスを提供します。
ご利用者様・ご家族様とのかかわりを大切にし、暖かい雰囲気の中で、ご利用できるように介護サービスの向上を目指します。
地域の皆様の希望に沿い、信頼され、介護に困ったときにはいつでも来所していただける施設を目指します。

ごあいさつ

医師 大源 勝則

 介護老人保健施設の特徴は医師、看護師が勤務することで介護に医療者からの視点を加味することができるということです。またリハビリテーションの専門家、栄養の専門家が参加することでより一層充実した在宅復帰が可能になるということです。
しかし、在宅復帰が可能な状態になったからといってもかならず在宅に帰れるかというと必ずしもそうではありません。80代、90代の利用者が在宅に帰れる状態でも次の行き先を探さなければならないというのが現実です。
家族の形が変わってきたように介護老人保健施設の在りようを見直さなければならない時代になってきているようです。
おそらく介護老人保健施設が初めてできたころは「リハビリしてよくなって自宅に帰ろうね。」でよかったのだと思います。しかし現在ではいざ自宅に帰っても誰もいない。
場合によっては自宅そのものがすでにない、ということがみられるようになってまいりました。
今後介護老人保健施設のニーズはますます多様化してくるものと考えられます。
介護老人保健施設ナーシングホーム沙羅では皆様のご期待に応えられますようにますます頑張ってまいりたいと考えております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。


ナーシングホーム沙羅 施設長 樽井 秀明

施設長より

住み慣れた地域で生き生きと暮らし続けることを願って。

 新型コロナの流行が始まり3年目を迎えました。ワクチンの接種が進み、一時期は小康を得ることができました。しかしながら第8波が来ております。未だ予断を許さない状況です。施設では、今までに4回の接種をスムーズに行うことができました。オミクロン用のワクチンの接種も今月から始める予定です。

 コロナ禍の施設で、一番影響を受けるのは、面会制限、利用制限です。オンラインでの面会は継続してきましたが、やはり対面での面会に勝るものはないようです。ご入所様全員にマスクを着用して頂くことが困難であり、さらに近距離での援助が不可欠な場合が多い為、世間一般の感染予防ラインより厳密に対処していかざるを得ず、皆様方には今後共ご理解、 ご協力頂きます様重ねてお願い致します。外部からのウイルス侵入もあり、入所時、ショート利用時に抗原検査をしたり、一時サービス中止とせざるを得ませんでした。皆様には、大変なご迷惑やご心配をおかけしてしまいした。コロナの今後については、まだ見通せません。今後も、感染対策を守り、安心してより充実した施設生活を送ることができますよう頑張ってまいります。皆様方には今後共ご理解、 ご協力頂きます様重ねてお願い致します。


在宅復帰支援施設として

 介護老人保健施設ナーシングホーム沙羅は、介護、看護からリハビリテーション、栄養管理などのサービスを提供しています。障害のある方やご高齢の方などが、住み慣れた地域で暮らし続けるための在宅支援・在宅復帰を目的とした介護保険で利用できる施設です。

ニーズに応じたサービスを

沙羅では入所、短期入所、通所リハビリの3つのサービスを提供しています。
まず、入所についてですが、一般棟(定員50名)と認知症専門棟(定員30名)に分かれており、病院と自宅、ケアハウスやグループホーム、特養などの施設の中間的な役割があり、在宅復帰、次の生活の場での暮らしのためのリハビリを中心に入所サービスを提供しています。認知症専門棟では専門的な知識をもったスタッフが特性に応じた対応させていただくのでご本人、御家族様にも安心してご利用いただけます。
次に、短期入所についてですが、介護保険の認定を受けられ、在宅で生活されている方が1泊から2週間程度、リハビリ・レスパイト等の目的で利用できる短い期間の泊りのサービスです。
最後に通所リハビリについてですが、同じく認定を受けられた方が対象で、自宅から通っていただいてリハビリ、入浴、食事などのサービスを提供しています。
いつまでも住み慣れた「家」「地域」で生き生きと暮らしたいという願いに、沙羅は応えていきます。

各部の紹介

看護部

認知症や高齢者特有の知識に基づいた看護で、在宅復帰を支えます

沙羅では、通所、入所といった利用形態の違いから様々な身体状況(ADL)の方、病状の方がいらっしゃいます。
また、ADLとは別に認知機能の低下から在宅生活の維持が難しい場合もあります。
それぞれの方やご家族の方の「こうしたい」「こうなりたい」という希望に対して看護部は適切な知識と対応で応えます。

介護部

家庭的な雰囲気で、明るいケアにつとめています

介護チームは食事、入浴から歩行、排泄など日常生活に欠かせない身体介護をお手伝いしています。ただお手伝いするだけではなくお一人お一人の身体状況から個性に応じたケアを心がけています。

リハビリテーション部

理学療法、作業療法、言語療法
ご本人の状態と身体の状況に応じたリハビリを提供します

沙羅では、理学療法士、作業療法士合わせて4名のリハビリスタッフが在籍しています。日常生活動作能力維持・向上、認知機能の維持・向上、在宅復帰などを目的にご利用者さまに合わせたリハビリプログラムを実施します。
また利用者さまの能力に合わせて、福祉用具の選定、住宅改修の助言、家族への介助指導なども行います。

ご利用者一人一人の飲み込みの状態や姿勢など身体状況に応じて、メニューや食形態を工夫しています

お食事は、栄養面で「生きる柱」であることはもちろんですが、「楽しみ」「五感の刺激」など豊かな生活を支えるものです。栄養状態が悪化すると筋肉量減少や栄養障害、褥瘡などのリスクにつながります。日頃から食事時の様子を見させて頂き、栄養状態を評価することで、栄養面からリスク予防に努めています。
沙羅では一人一人の嚥下状態、食事時の姿勢、アレルギー、好みなどに合わせた食事を提供しています。これからも食べて下さる皆様に「おいしい」と言っていただける食事を提供できるように努めていきます。

通所、入所、短期利用などニーズに応じて利用者と「住み慣れた家」をつないでいます

居宅生活と沙羅をつなぐ相談支援業務は、ご利用者様とご家族の希望をうかがいながらプランを検討していきます。
時にはご自宅の住宅環境を実際にうかがうなど、環境調査や現在の身体状況に努めながら、期間やご利用形態を提案します。
心配ごとやご希望など、小さなことでもご相談ください。