皆さんこんにちは!
ナーシングホーム沙羅のリハビリテーション科です。
朝夕には少しずつ涼しい風が感じられるようになり、8月末を迎えました。 夏の暑さで少しお疲れが出やすい時期ですが、ナーシングホーム沙羅では、利用者様が「自分の足で歩きたい」「スムーズにベッドから起き上がれるようになりたい」というそれぞれの目標に向かって、日々リハビリに取り組んでいらっしゃいます。

動作をスムーズにするために、リハビリでは「動作そのものの練習」と、「それを支える身体の機能(筋力や関節可動域等)の練習」の両方を組み合わせて行っています。今日は、なぜ2つの練習を行うのかを分かりやすくご紹介します!
1. なぜ「2つの練習」が大切なの?
たとえば、「階段を上りたい」「イスから立ち上がりたい」というとき、ただ何度もその動きを練習するだけでは、なかなかうまくいかないことがあります。
それは、動作をスムーズに行うためには「身体のパーツ(機能)がしっかり準備できていること」と、「実際の動きのコツをつかむこと」の両方が必要だからです。
この2つを同時に進めていくことで、動作の改善がスムーズになります。

2. リハビリで行う「2つのアプローチ」
① 動作の練習
実際にその動作を行いながら、身体に「動きのコツ」を思い出してもらう練習です。
- ベッドからの起き上がりや、立ち上がりの練習
- 歩行器や杖を使った歩く練習 など
「どう身体を動かしたら立ちやすいか」「どこに重心を置けば安定するか」など、実際の場面を想定しながら練習します。
また、実際の生活場面(お部屋のベッドや病棟のトイレなど)でも、どうやって動いたら動作をスムーズに行えるのかを、一緒に考えながら練習しています。

② 機能のリハビリ
その動作を安全かつ楽に行うために、身体の土台となる部分を整える練習です。
- 立ち上がりに必要な「筋力を強化する練習」
- スムーズに動作を行うための「関節の可動域練習」
- ふらつきを防ぐための「バランス能力を高める練習」
- 安全な動作を行うために必要な「認知機能を保つ練習」 などなど
土台となる機能が整うことで、動きが楽になり、転倒の不安も減っていきます。

3. 組み合わせることで生まれる相乗効果
「足腰の筋肉が少し弱くなってきたな」と感じている方が、ただ筋トレをしても、実際の生活でどう使えばいいか分からなければもったいないですよね。
逆に、「立ち上がりの練習」ばかりしていても、土台の筋力が足りないと身体を痛めてしまいます。
「機能のリハビリで土台を強くし、動作の練習で実際のコツをつかむ」。この両方を行き来しながら練習することで、「できることが増えた!」という実感が湧きやすくなります。
リハビリでは、一人ひとりの身体の状態や「したいこと」に合わせて、この2つの練習をバランスよく組み合わせて行っています。
「もっとスムーズに動けるようになりたい」「この動作が難しくて困っている」という思いがありましたら、いつでもお気軽にリハビリスタッフにご相談ください。

まだ昼間は残暑厳しい日が続きますので、水分補給と休息をしっかり取りながらお過ごしください。朝晩の涼しさにホッとしつつ、季節の変わり目も皆様と一緒に元気に乗り越えていきたいと思います。
