ナーシングホーム沙羅で
園芸を担当している西野です
現在
広島県立三次看護専門学校の
生徒さんたちが
看護実習のために当施設へ
来られています。
未来の医療やケアを支える
看護師の卵のみなさんに
沙羅で大切に続けている
園芸療法の活動を
ご紹介する貴重な時間を
いただきました。

1時間という限られた
実習時間でしたが
ホワイトボードを使った
お話しだけでなく
実際に沙羅ガーデンへ出て
五感をたっぷり使って
体験してもらう
特別なプログラムを用意しました

五感で味わうハーブと、笑顔あふれるスイカ収穫
まず一緒に行ったのは
沙羅のガーデンで育った
ハーブの収穫と
摘みたてハーブティーの
飲み比べです
選んだのは
「レモングラス」と
「エキナセア」。

自分たちの手で摘み取った
フレッシュハーブに
温かいお湯を注ぐと
豊かな香りが立ち上ります。

色、香り、温かさ、そして味わい。
五感を通したリラックス効果を
生徒さんたち自身の実感として
味わっていただけたのでは
ないかと思います。
続いては
ガーデンで大切に育ててきた
スイカの収穫です。

日差しを浴びて
両手で抱えるほどに育った
立派なスイカを収穫し
室内で切り分けました。

みずみずしい甘さを
みんなで頬張ると
「美味しい!」
「甘いーー!」
と生徒さんたちからも
笑顔がこぼれます。

若々しいエネルギーに
満ちあふれた
微笑ましい光景でした。
園芸療法が果たす役割と、世代を超えてつながるバトン
実習では体験と合わせて
「園芸療法とはどのようなものか」
「介護や医療現場での立ち位置」
「これからの園芸療法が
目指すもの」
についてもお話し
させていただきました。
園芸療法は単なる
レクリエーションではなく
植物や土に触れることで
心身の機能を維持・向上させ
その人らしい健やかな状態を
取り戻していくための
予防的かつ補完的な
アプローチです。
生徒さんたちは
うなずきながら私の話を真剣に
聴いてくださいました。
その素直で明るい姿勢に触れ
看護師の卵としての未来に
大きな期待を感じました。
そしてこの日
何よりも胸を打たれた
出来事がありました。
かつて看護師として
長年現場に立ち
多くの患者さんを支えてこられた
沙羅のご入居者様が
実習の場に参加して
お手伝いをしてくださったのです。

目の前にいるのは
かつての自分と同じ道を
歩み始めた後輩たち。
生徒さんたちを
見つめるその眼差しは
とても温かく
どこか感慨深げでした。
生徒さんたちも
大先輩の存在に敬意を払い
同じテーブルで温かな
時間が流れていました。
看護の現場を懸命に
駆け抜けてこられた大先輩と
これから看護の道を
力強く歩み出す若者たち。
植物を囲むことで
世代や立場の垣根を越え
心と心が通い合う。
園芸療法の持つ
「人と人をつなぐ力」の深さを
改めて感じる
深く胸に響く感動的な
一コマでした。
実習に来てくださった
三次看護専門学校の
生徒さんたち
温かく見守ってくださった
ご入居者様
本当にありがとうございました。
今日の体験が
生徒さんたちの
看護師人生のどこかで
ふと背中を押す小さな
灯りになってくれたら嬉しいです。

沙羅のスタッフさんにスイカの授与式です(笑)
