「ビハーラ花の里病院」

ビハーラの人気者

ビハーラ花の里病院の中庭と、リハビリルームに通じる廊下には金魚がいます。

いつも患者さんから「元気にしとるねー」「今日も綺麗じゃねー」と声をかけてもらい、冬には「水の下でどうしとるじゃろうか」など気にかけてもらっている、静かな人気者たちです。

飼育管理をしてくださっているスタッフHさんによると 2種類の金魚がいるそうです。ひとつは「地金」といってなんと天然記念物に指定されている愛知県出身の金魚です。透明感のある体に特徴的な形のヒレは際立って美しく「孔雀」や名古屋の金の鯱にちなんで「シャチ」と呼ばれることもあるようです。

ヒレの形がエックスに見えるのが特徴ということ。調べてみると口先とヒレの計6か所が赤く他の部分が白いので「六鱗」と呼ばれるそうですが、これは稚魚の時にヘラなどで色素細胞をはがして人工的に調色するのだそうです。ビハーラの地金は自然な赤色ですね。

2種類目は「土佐錦」です。土佐の国、現在の高知県で品種が確立され、その美しさから「金魚の女王」とも呼ばれやはり天然記念物なんだそうです。こちらの「土佐錦」と「愛知の地金」そして「島根県のいづもナンキン」と合わせて日本の3台地金魚と呼ばれているそう。3種類のうち2種類がビハーラにいるなんてすごいですね。

金魚の寿命はだいたい8年くらいということですが ここ中庭の金魚たちは7歳くらいのシニアグループ。自然の中でのんびり余生を送っているようです。気になる真冬はどうなっているのかというと ヒーターを入れてもらってばっちり保温の保たれた水の中で過ごしているということ、ぽかぽかのんびり・・・いいですねえ

なめらかな手さばきで手際よく金魚たちの環境整備中のHさん。

こちらは廊下の水槽の金魚たち。庭のシニアグループよりちょっと若めグループだそうです。

元気にすいすい 私をご覧!と泳いでいます

ビハーラの人気者 金魚たちのご紹介でした。

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