ナーシングホーム沙羅のまわりでは
初夏の心地よい風とともに
緑が美しい季節を迎えました。
今、沙羅のガーデンでは
私たちが大切に育ててきた
植物たちが次々と
見頃を迎えています。

これらは単に観賞用として
綺麗なだけでなく
五感を使って心と体を元気にする
「園芸療法的植物」としての
役割を持っています。
園芸療法的植物とは、
- 触ってもトゲやケガの心配がない「安全性」
- 万が一、口に入れても問題がない「無毒性」
- 香りや手触りなど、人間の五感を心地よく刺激する「機能性」
など、園芸療法士西野が
プログラムを生み出せるお庭として
選んでいる植物たちのことです。
その一つが
今まさにガーデンで満開の
「ジャーマンカモミール」です。

数日前から仕込んでいた、自家製のドライハーブ
カモミールには
心身をリラックスさせて
自律神経を整える効果や
胃腸の調子を整える効果
そして安眠を誘う効果など
たくさんの素晴らしい
効能があります。
数日前、沙羅のガーデンで
利用者さまと一緒に
この小さな可愛いカモミールの花を
ひとつひとつ丁寧に収穫しました。
指先を使って
優しく摘み取る作業自体が
実はとても良い手指の運動
(リハビリ)になっています。
摘み取ったお花は
きれいに水洗いし
数日間、影干しして
香り高い「ドライハーブ」へと
仕込んでおきました。

月曜日の特別なティータイム
そして今日
月曜日の午前中のプログラムの時間。
利用者のみなさんと一緒に
この自家製カモミールティーを
いただくことにしました。
透明なガラスのティーポットに
乾燥させたカモミールを入れ
お湯をそっと注ぎます。
それだけで
お部屋の中にリンゴのような
甘く優しい香りがふわっと
広がっていきました。
「わぁ、いい香りがするねぇ」
「これ、この前お庭でみんなで
摘んだやつね!」
そんな会話が自然と弾みます。
お茶をカップに注ぎ分けて配る人
お喋りを楽しむ人
お互いに「美味しいね」と
顔を見合わせて笑う人。
それぞれが
自分の考えで楽しむ温かい時間が
自然と生まれていました。
自分たちの手で収穫し
準備し、みんなで分かち合って
飲むお茶の味は
お店で買うものとは
少し違って特別です。
みなさん、本当に
満足そうな笑顔を浮かべて
心も体もリフレッシュされた様子で
過ごされていました。
植物の成長とともに
みなさんの心と体
そして笑顔が自然と動き出す。
沙羅のガーデンでは
これからも自然と心と体が動く
園芸の時間を
みなさんと一緒に積み重ねて
いきたいと思っています。