いつもナーシングホーム沙羅・
通所デイケアをご利用いただき、
ありがとうございます。
3月より沙羅の園芸療法を
担当させていただいております、
園芸療法士の西野清子です。
4月に入り、
いよいよたくさんの野草が
生えてくる時期となりました。
(雑草とも言いますね笑)
今、真っ先に姿を見せてくれる
野草で代表的なものとして
ヨモギ、ツクシ、スギナ、フキ、
ノビル、カラスノエンドウ、ホトケノザ、
などではないでしょうか。
三次の寒い冬を乗り越え、
新緑の鮮やかな色を私たちに披露してくれ、
心を明るくしてくれます。
このような野草もご高齢者には
日常で食べたり、薬にしたり、
生活で馴染みのあるものでした。
馴染みのある野草を目の前にされると、
自然と話が弾みます。
そこで、今回の訪問は
ヨモギを使った園芸療法の時間にしようと思い、
我が家に生えているヨモギと、
沙羅の裏庭に生えているヨモギを収穫し、
デイにお持ちしました。

皆さん、ヨモギを見るなり、
「これ掃除せんといけんね!」
(ゴミを取るという意味)
「私がするから、全部ここに持ってきて!」など、
意欲満々ですぐに作業が始まっていました(笑)

そして、根っこや、茶色い葉などを
取り除いてくださり、
一瞬であくぬきができる状態になりました(笑)

その後は、お湯を沸かし、
あくを抜き、絞り、乾かす、
という作業を利用者さんと一緒に
行いました。

この作業中に、利用者さんそれぞれの
ヨモギの思い出話をお聞きしながら、
このヨモギをどのように使うかを
話し合いました。
やはり一番最初に出てくるのが
「ヨモギ餅」や「草団子」でした( ◠‿◠ )
美味しかった記憶は
いつまでも残っているものです。
私も一番にヨモギ餅がでてきました( ◠‿◠ )
しかし、高齢者施設では
お餅は咀嚼や嚥下が難しい方もおられるので
また別の機会に
白玉粉などで作る草団子を
検討したいと思います。
引き続き、
お餅以外で何がいいか考えたところ、
「ヨモギ風呂」があがりました。
これならすぐできるんじゃない!?
ということで、急遽、
その日の入浴をヨモギ風呂と
させていただきました( ◠‿◠ )
私がお風呂の脱衣所に突撃し、
そこでヨモギをお茶パックに入れ、
湯船に入れさせていただきました。

利用者さんもその光景に
びっくりでした(笑)
しかし、これも楽しんでいただく
パフォーマンスなのです。
私は、あれやりましょう、
これやりましょうという
「指導」のような園芸プログラムより、
利用者さんの考えを尊重できる
プログラムでありたいと考えます。
皆でその場で考え、完成を目指す、
一見「行き当たりばったり」
のように見えますが、
そのほうが人は知恵を絞るのです。
時には失敗もあります。
そのような状態も、
前向きに次の対策を考えたらいいのです。
たかが園芸です。
その「遊び」の部分が大事なのです。
このような理由から
私は敢えて「行き当たりばったり」の
プログラムを行います。
でも!
「行き当たりばったり」を
成功させるために、
裏では活用できる植物を育て、
必要な資材や準備物を用意し、
皆さんの安全確保などの
準備に努めております。
裏ではしっかり計画をしています^ ^
この日、入浴をされない方には
フロアでヨモギの手浴をさせていただきました^ ^

皆さん、ヨモギを手の甲に塗られていました( ◠‿◠ )


今後も沙羅の園芸療法の時間を
お楽しみに!
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次回は4/11、4/12、4/14、4/15に
お邪魔いたします^ ^
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