「ビハーラ花の里病院」

目を凝らしてみれば・・・

ビハーラ花の里病院では持ち前の「手先の器用」さを生かしてさまざまな

院内の飾りを施してくれるスタッフがいます。

看護補助(介護)を担当しているスタッフМさんは、ある患者さんが折り紙をされていたことをきっかけに

いろいろと院内の飾りを制作するようになりました。その後「クイリング」という技法を知り

5年前から立体的な置物を作っています。クイリングは色画用紙を3㎜幅にカットして、それをつまようじなど棒状のものでくるくると巻いてパーツを作り、パーツ同士を組み合わせて作る立体的な手芸作品です。

制作品の実物はとても小さいのですが、細かいとこところまでリアルにできています。

院内で目にされることがあれば是非じっくりご覧ください

庭にも命がいっぱいです

Mさんはまた大の昆虫好きです。

ビハーラには4つの庭がありますが、中央庭に生えている植物を好んで集まる昆虫をよく見つけて教えてくれます。

インパチェンス(鳳仙花類)を好むセスジスズメガの幼虫など

特定の植物を好んで集まる昆虫に詳しく「あ。ここにも、あそこにも!」と小さないきものに気が付く目のこまやかさには驚きます。

ついつい咲いている花にばかり目が行きがちですが、そこに集まる昆虫やそのこどもたち(幼虫)から命を感じます。

10月、中庭に咲いている秋の七草のひとつフジバカマにアサギマダラがやってきていました。これもMさんが教えてくれました。

アサギマダラは生涯で2000キロを旅すると言われるとても珍しい蝶です。繁殖地や越冬地を求めて台湾や中国まで海を越えて移動する習性があるそうです。11月になり姿はみかけなくなりましたが来年もやってくることを期待してフジバカマを院内の庭園に増やしていくことにしました。

急に気温が寒くなりました。寒暖差が激しいこの頃ですが皆様体調にお気をつけください。

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